2021年に名古屋の入管施設で死亡したスリランカ人女性の遺族が、国に損害賠償を求めている裁判で21日、監視カメラの映像が廷内で上映されています。


2021年3月、名古屋の入管施設でウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が死亡したのは、入管が必要な医療を提供しなかったのが原因だとして、遺族は国に約1億5600万円の損害賠償を求めています。


この裁判では収容中のウィシュマさんを映した監視カメラの映像、約5時間分を国が証拠として提出していて、21日の審理では法廷内の大型モニターでこの映像が上映されています。


午前中は、ウィシュマさんが看守に病院に連れて行くよう、何度も懇願する様子などが映し出されました。


上映は、7月12日に予定されている次回の裁判でも続く予定です。