公立小中学校の給食費が、ことし4月から10月まで無料に。

愛知県愛西市の中学校の給食にしのびよる影です。

愛西市立佐織(さおり)中学校では、もともと全校生徒およそ300人が、広いランチルームで一緒に給食を食べていましたが、新型コロナ感染拡大以降は、学年やクラスごとにランチルームと教室に分かれて「黙食」です。



「いただきます」

きょうの献立は、そぼろみそ麺に、ごぼうサラダ、それにチョコチップ入り抹茶ケーキと牛乳の4品です。給食費は、1食あたりおよそ300円ですが、愛西市では…



(愛西市学 校教育課 廣瀬眞弓課長補佐)
「給食費の無償化を、実施しています」

新型コロナの経済支援策として、市内にあわせて18ある公立小中学校の給食費をことし4月から10月までの期間、無料とする方針です。


Q.給食費が無料と知っていた?
(中学3年生)
「知らなかったです。お母さんとお父さんが喜ぶと思います」

しかし、ここにも物価高騰の影響が。

愛西市では「給食の原材料費が、4月ごろに比べ、1割ほど上がった」と話します。


現在、無料にしている給食費の差額分は、市の新型コロナ対策支援に関する交付金で賄われていますが、今後さらに原材料費の高騰が続けば、こんな心配も…

(愛西市学校教育課 廣瀬眞弓課長補佐)
「物価上昇による食材費の高騰によって、給食の質を保つことが難しくなってきているので、今後の検討課題だと思っています」

そだち盛りの生徒たちを支える、給食の質を落とすことはなんとか避けたいところですが、そうも言っていられない、苦しい台所事情が見えてきました。