名古屋で1日に対局を見守ったのは、藤井七冠が5歳から10歳まで通った将棋教室の恩師。


(将棋教室の恩師 文本力雄さん)
「小学校1年、2年くらいの時は、毎回教室が終わると、迎えに来るまで、毎回プロレスやっていましたね」

今の印象とずいぶん違います。


年上ばかりの世界。周りに気を遣いすぎてはいないかと、恩師からは心配の声。

(将棋教室の恩師 文本力雄さん)
「偽の姿を見ているような気がしてならない。はつらつとした聡太を知っているので。…こんなにバラしちゃっていいのかな?」


現在、愛知県豊川市で将棋を教え、子どもの頃の藤井七冠を知る中原尚登さんは。


(幼少期の藤井七冠を知る 中原尚登さん)
「文本先生が将棋教室をやっていなかったら、藤井君はこの世には存在するが…将棋の藤井君は(いなかったかも)」


(将棋教室の恩師 文本力雄さん)
「プロレスラーになっていたかも…」

1日、思い出話に盛り上がっていた2人は…渡辺明名人の投了に気付かず、番組スタッフに投了を告げられると、「新名人に乾杯!おめでとうございます」と喜びの杯を交わしたのでした。


(将棋教室の恩師 文本力雄さん)
「いつも通りの将棋を指して、いつも通り勝った」


(幼少期の藤井七冠を知る 中原尚登さん)
「藤井君は次元の違う規格外の棋士だと改めて思いますよね」