山梨県の中央道でトンネルの天井板が崩落し、9人が死亡した事故から11年。
道路を管理するNEXCO中日本が遺族との意見交換を行ったことを明らかにし、改めて事故の再発防止を誓いました。

2012年12月、山梨県大月市の中央道・笹子トンネルで、天井板が約140メートルにわたって崩落し9人が死亡しました。

事故から10年以上が経過する中、道路を管理するNEXCO中日本の小室俊二社長は31日の会見で、遺族からの要望を受け5月10日に神奈川県横浜市で現場の社員と遺族が直接、意見交換を行ったと明らかにしました。その上で「二度と、このような事故を起こしてはならない」と述べ、再発防止に向けた強い決意を述べました。

小室社長によりますと、意見交換の場には遺族2名とNEXCO中日本の40代から50代の社員15名が参加し、遺族からは「事故以前の点検方法について、何でもいいので知っている事を教えて欲しい」などと問いかけがあったということです。
また、社員側からは安全性向上に向けた取り組みなどについて話したということです。
NEXCO中日本は今後も継続的に意見交換の機会を設けたいとしています。










