将棋の藤井聡太六冠が勝てば史上最年少七冠となる、名人戦七番勝負第5局が始まりました。


愛知県瀬戸市出身の藤井聡太六冠が、渡辺明名人に挑む名人戦七番勝負。
第5局は3Ⅰ日午前9時に、長野県高山村の老舗旅館「藤井荘」で始まりました。

先手は、名人4連覇に向け巻き返しを図りたい渡辺名人。

一方、ここまで3勝1敗の藤井六冠は勝てば40年ぶりに最年少名人記録を更新し、七冠も達成します。


人口6600人ほどの高山村には、県の内外から将棋ファンが訪れています。

(埼玉県から来たファン)
「藤井六冠が名人を奪取するのを見届けたくて来た。頑張っているところを近くで応援したい」

藤井六冠はきのうの前夜祭で「ここまでの4局の経験を生かしてより良い将棋ができるように考えて全力を尽くして指したい」と意気込みを語っています。

持ち時間はそれぞれ9時間で、決着はあす夜の見込みです。