学校にいるはずの「先生」
その数が足りない”初めての事態”が名古屋市で起きています。


名古屋市では、5月1日の時点で、公立の小中学校と特別支援学校の教員の数が、配置基準よりも15人少なくなっています。

名古屋市が、こうした「教員不足」の状態になるのは初めて。

名古屋市は29日、過去に先生だった人や、教員免許を持ちながら教職に就いていない「ペーパーティーチャー」を対象にした相談会を開催。先生になる不安を取り除いてもらうことが目的で、約80人が参加しました。

市の担当者は、タブレット端末を使った授業や、部活動の顧問の外部委託が進んでいるなど、今の学校の状況について説明していました。


(参加者)
「中学校の英語教諭だった。結婚してから遠ざかっていて、20年くらいブランクがあるので不安がある」
「大学卒業の時に教員免許を取得したが、一般企業に就職して使う機会がなかった。子どもの成長の力になれたらいいなと」