名古屋鉄道が運賃の値上げを国土交通大臣に申請しました。その申請によれば、初乗り運賃は、現行の170円から10円値上げの180円になります。

運賃の改定は1995年1月以来、およそ28年ぶりです。

普通運賃の改定率は10.5%で、例えば、名鉄名古屋駅から金山駅は190円から210円になり、20円の値上げです。

また、名鉄名古屋駅から中部国際空港駅は890円から980円と、100円の値上げになる予定です。

また、通勤の定期券は11.6%の値上げとなります。

しかし、通学の定期券は家計の負担を配慮し据え置くとしています。

運賃の値上げは2024年の3月の予定です。

今後、特別車両の料金(ミューチケット)についても料金改定の届け出をするということです。現行の360円から450円に値上げし、車内精算の場合は500円の値上げになる予定だということです。

名古屋鉄道は「コロナ前の水準に戻らない見込みであるとともに、電気料金や資材価格の高騰もあり利用者にご負担をお願いしたい」などとコメントしています。