将棋の名人戦第七番勝負第4局の2日目が、福岡県飯塚市で行われ、22日午後、藤井聡太六冠(20)が渡辺明名人(39)に勝ち、最年少名人と七冠達成に王手をかけました。

藤井六冠が渡辺名人に挑戦する名人戦七番勝負。第4局の舞台は、福岡県飯塚市にある「麻生大浦荘」です。
自民党の麻生太郎副総裁の曾祖父にあたる炭鉱王、麻生太吉(あそう たきち)ゆかりの新緑溢れる邸宅で、21日第4局が始まりました。

互いに長考する熱戦となっていて、2日目は藤井六冠が封じた39手目から再開しました。
先に4勝でタイトル獲得となる名人戦。藤井六冠は開幕から2連勝したものの、第3局は4連覇を狙う渡辺名人に敗れ、ここまで2勝1敗です。

これまでタイトル戦で一度も連敗したことがない藤井六冠は、22日午後4時45分、渡辺名人を69手で下し、第4局に勝利。ついに最年少名人と七冠に王手をかけました。

(藤井聡太六冠)
「第5局もすぐあるので、あまりスコアのことは意識せずに、いい状態で臨めれば」
史上最年少の名人獲得と七冠がかかる名人戦第5局は、5月31日から長野県で行われます。
