名古屋市中川区で乳酸菌飲料を配達するヤクルトレディが特殊詐欺被害防止を呼びかけました。


19日に中川区で行われた出発式では、高齢者の自宅に訪れることが多いヤクルトレディが警察から特殊詐欺防止を呼びかけるチラシやステッカーを受け取り、配達へ出発しました。

中川区に住む81歳の女性の自宅へ行くと、詐欺の犯人と直接会話しないようヤクルトレディが固定電話の留守番電話の確認などを行いました。


警察によりますと中川区ではことし4月末までに、去年より5件多い17件の特殊詐欺が発生しているということです。



中川警察署の豊田俊道署長は「ヤクルトレディの地域密着力を借りて、1件でも詐欺の被害を減らしたい」と話しました。

この取り組みは19日から1週間続き、中川区のヤクルトレディ33人が3500枚のチラシを配布する予定です。