伊勢神宮の祭典で供える米の苗を植える、古式ゆかしい「神田御田植初」(しんでんおたうえはじめ)が、三重県伊勢市で行われました。

「神田御田植初」は、神前に供える「御料米」の苗を植える、伊勢神宮の伝統の儀式です。

神田を管理する作長が、神職からお祓いを受けた3つの苗を投げ入れ、作丁と呼ばれる2人が3列に植えていきました。
続いて、伝統の装束に身を包んだ地元の保存会のメンバーおよそ20人が、笛や太鼓が奏でられる中、苗を丁寧に植え、豊作を願いました。

御料米は、9月の抜穂祭で収穫され、10月の神嘗祭から神前に供えられます。
