登板前のルーティンで握りしめるのは…
(中日ドラゴンズ 福敬登投手)
「(夫人から贈られた)ネックレスです。と、ま…結婚指輪。結婚指輪とネックレスです」


結婚前にプレゼントされたネックレスと結婚指輪。登板前に握りしめるのが福投手のルーティンです。
もちろん今月5日も・・・ランナーを背負いながらも0点に抑えた福投手。乗り越えてきた道の険しさを知るチームメイトたちが、試合をひっくり返し、福投手はなんと勝ち投手になりました。

(中日ドラゴンズ 福敬登投手)
「野球の神様って本当に見ているんだなぁと感じましたし、(ファンからの)拍手がなかったら、本当に打たれていたと思うので、本当に感謝の思いでいっぱいです」

試合後、スタンドで見届けていた夫人に、話を聞きました。
(福投手夫人)
「ちょっと感慨深いというか、戻ってこられたなと。本当に戻ってこられないことも想定はしていたので、ちょっと心…胸にくるものがありましたね」
最高の一日。でも、きっといいことばかりじゃない。
(福投手夫人)
「ちょっときょうは出来過ぎているので、ここから気を引き締めてもう一度、上を目指して頑張ろうという言葉をかけたい気持ちです」

一部のファンに傷つけられても、ファンに背中を向けなかった福投手。
(中日ドラゴンズ 福敬登投手)
「皆さんの声援があるから、野球って最高だなと思います」
ファンはこの日のことを忘れないでしょう。