”ゴミ屋敷”にいたウサギの行方は…

名古屋市港区の一軒家に遺されたウサギ。ここでは、“多頭飼育崩壊”が起きていたが、3月に50代男性が病気で急死し、家の中はとんでもないことになっていた。

ウサギはいったいどこにいったのか?


(女性)「空いてる部屋を今急遽″ウサギ部屋″みたいな感じで使っています」

走り回るウサギたちの映像を撮影していた、女性(37)。ウサギの保護活動をしている女性は見つかった20匹のうち、5匹を自宅に預かっていた。


(ウサギ保護ボランティアの女性)
「やっぱり行政が保護できないということなんで、もう何とかこの子たちをどこか行先を、受け皿を作らないといけない」

女性「ウサギの交尾は30秒」 取材後に“妊娠”発覚 

ウサギは、おとなしくほとんど鳴かないためペットに飼う人が増えているが、女性は「知識もなく勢いで飼うと大変なことになる」と警鐘を鳴らす。

(ウサギ保護ボランティアの女性)
「ウサギは本当に繁殖能力が高い生き物なので本当に30秒あればオス・メス同じ空間にすると全て(交尾)が終わってしまいます」

事実、保護したうちの1匹の妊娠が取材後に分かった。さらに…


(ウサギ保護ボランティアの女性)
「これが多頭飼育崩壊の住宅の玄関のところにいた子たちです」

港区の住宅に放置されていたコイや金魚・ドジョウなどおよそ40匹も引き取っていたのだ。女性はSNSでウサギの引き取り手を探しているが、もう限界だと話す。


(ウサギ保護ボランティアの女性)
「私は今自分の生活もあって仕事もあって私が飼っているウサギもいます。ボランティアの“善意”と”犠牲”のみに頼っている今の状態はやっぱり”未来はない”のかなって思いますね」

(記者)「Q動物がもっと増えたらどうなりますか?」

(ウサギ保護ボランティアの女性)
「私が崩壊します…。私が”飼育崩壊”します」