岐阜県中津川市で3つの学校を統合した新たな小学校の開校式が行われました。しかし、本来7日から使われるはずの校舎は、工事が遅れ、間に合わない事態に。子どもたちはどうしたのでしょうか。
(開校宣言)
「中津川市立福岡小学校の開校を宣言します」
7日に開校式が行れた中津川市の市立福岡小学校。児童の減少などにより、市内の3つの小学校を統合して誕生しました。式では新しい校歌や校旗がお披露目され、子どもたちも新たな学校生活をスタートさせましたが。
(福岡小学校 小木曽靖濃校長)
「予定では4月から新校舎になる予定だったが、工事が遅れている」
予定では7日から新校舎での生活が始まるはずでしたが、新型コロナの感染拡大による労働力不足やウクライナ侵攻による資材不足で建設は間に合いませんでした。

このため、しばらくの間は車で5分ほど離れた統合前の旧福岡小学校の校舎を仮校舎として使ってしのぐことに。学校では急きょパソコン室などを改修して教室を確保したほか、足りないいすや机は、統合される2つの小学校から持ち込んで乗り切るということです。


(福岡小学校 小木曽靖濃校長)
「新しい校舎になって、新しい友達が増えて(うれしいことが)2つ同時に来ると思っていたが、今 友達が増えて、少し経ったら2回目のうれしいことがくる。子どもたちは前向きにとらえています」

新校舎の完成は7月10日の予定で、こどもたちは夏休み明けから新しい校舎での生活を始めます。