何のためにある…?不可解な構造をした「旧寺津橋」を調査

続いて訪れたのは、愛知県西尾市。使われなくなった道の中でも、構造がかなり変わっているという橋へ。
平坂入江に架かる「寺津橋(てらづばし)」に到着すると、そのすぐ隣には真ん中が途切れた「旧寺津橋」があります。
(道マニア・鹿取茂雄さん)
「これはなかなか他に例を見ない、変わった橋だと思う。真ん中でぶち切れている」

さらに、鹿取さんが最も気になっているのが、橋に付けられた階段を下りたところにある謎のスペース。旧寺津橋の入口は封鎖され、立ち入り禁止になっており今は使われていない様子。
欄干の違いから、旧寺津橋と謎のスペースは造られた時期が異なると推測しますが、一体どんな経緯でこのような特殊な橋になったのか…?
近隣住民に聞き込みしたところ、もともと旧寺津橋は対岸までつながっていましたが、昭和50年、すぐ隣に新しい橋が開通したことで旧道になりました。
その後、旧道の老朽化が心配される中でも利用する人が絶えなかったため、あえて橋の真ん中を切断する工事を行い、意図的に渡れなくしたとのこと。

また、旧寺津橋の真ん中を切断して通れなくなった後、市がこの場所を有効活用することに。もともと釣りが盛んな地域で、大会も頻繁に開催されていたことから、橋を改修して“釣り場”として整備することになりました。
完成後、約30年に渡り人気の釣り場として賑わっていたそうですが、こちらも老朽化により8年前に立ち入り禁止に。
橋がなかった時代はこの区間だけを往来する渡船があり、対岸の田んぼや学校などに行くために使われていたとのことです。
CBCテレビ「道との遭遇」2026年2月3日(火)午後11時56分放送より










