失意のドラフト指名漏れ… 真っ先に口にしたのは

大学生の時から注目されていた栗林さん。同じ投手で1つ下の私は気が付けば一緒に過ごす時間が長くなっていた。リーグ戦中の木曜日は食事に連れて行ってもらい、そのまま銭湯に行くのが日課だった。
「大事なルーティンだから!」栗林さんはそう言ってくれていたものの、選手としてのレベルの差は歴然。自分なんかでいいのかなぁと思うこともしばしば。
そんな優しい栗林さんから笑顔が消えた日がある。2018年10月25日、運命のドラフト会議。指名間違いなし!と思っていたが、栗林さんの名前が呼ばれることはなかった。

「これだけ会見場に報道陣など、たくさんの人が集まってくれたのに申し訳ない」
本当はすごく悔しいはずなのに。こんなコメントを残せる人だった。
その週末の試合、何かがプツンと切れたように栗林さんの投球は乱れ、名城大学での野球生活に幕を下ろした。










