愛知県常滑市の中部空港は、久しぶりの海外旅行へ出発する旅行客で賑わいました。

(報告:下和田歩記者)
「コロナ禍で水際対策が大幅に緩和されてから初めての年末を迎え、国際線の出発ロビーは大勢の人で賑わっています」

中部空港の国際線のチェックインカウンターでは28日朝、大きなスーツケースを手にした旅行客が長い列をつくって手続きを待つ姿が見られ、年末で3年ぶりとなる出国ラッシュの賑わいを見せました。

(フィリピンに向かう旅行客)
「ずっとコロナで海外に出られなかったので、久しぶりの海外旅行。羽を伸ばしてゆっくりと観光をしたい」

(韓国へ向かう旅行客)
「韓国に行って観光します。学校に行くための服が欲しくて買いに行きたい。これからコロナがどうなるか分からないので、最後の海外旅行だと思って楽しみたい」

中部空港によりますと、この年末年始の期間中の国際線の予約状況は、コロナ前の2019年と比べると4分の1程度ですが、前年比では約24倍となっています。

出国のピークは12月28日と30日で、1日に約2800人が海外に出発するということです。