「海の砂漠化」でアワビやサザエが姿を消す

海藻を食べるウニや魚が増えたことで、海底が砂漠のようになっていく「磯焼け」が急速に進み、漁にも大きな影響が。
(海女・北井寿々美さん)
「1990年(平成2年)くらいからアワビが消えて、ことしはサザエがとれなかった。10月と11月は伊勢エビ漁も行っていたが(去年は)もうダメだった」
和具で例年、40トン近い水揚げだった伊勢エビは、去年わずか2トンに激減しました。

伊勢志摩で特に海水温が上がった原因と考えられるのが、2017年から7年余り続いてきた「黒潮大蛇行」という現象。
暖かい黒潮が紀伊半島沖で大きく南に蛇行して伊勢志摩周辺に流れ込み、この辺りの海水温を押し上げていたと考えられています。











