少数精鋭の県立高校
県立三好高校は去年、創立50周年を迎えた。普通科のほかに、選手寮を備えた愛知県の公立校で唯一のスポーツ科学科がある。部員は33人と少数精鋭。花園出場経験はないが、県大会決勝にはこれまで5回進出している。
今田祐太監督は今年のチームを「雑草軍団が県立の雄として、キックとランを織り交ぜた攻撃力としつこいディフェンス力をもつ」と評する。

右プロップの浅妻安利選手は中学3年のときに、タックルをしない「タグラグビー」のイベントで、学校を訪れた今田監督と出会った縁がある。いまではオール愛知選抜に選出されるまでに成長した。
スクラムハーフの中村圭臣はテンポのいいボール捌きが武器。父親は三好高校ラグビー部のOBで、かつてトップリーグの三洋電機ワイルドナイツのスタンドオフとして活躍した。
チームのスローガンは“遂“。日頃からやり遂げる、どんな相手でも成し遂げる。初の花園出場を成し遂げる。










