名古屋市の通信機器メーカーが、クマをAIで自動検知する防犯カメラを開発しました。その名も「AI熊さんカメラ」です。

(大野勝己記者)
「このカメラでクマを検知すると、音と光が出る仕組みになっています」
特徴は、カメラにAIが搭載されていてリアルタイムで映像を解析してくれること。このカメラを庭先などに設置しておけば、自動でクマを検知することができ、音と光でクマが近くにいることを知らせてくれます。


(レッツ・コーポレーション 通信機器事業部 福田伊佐央さん)
「クマの被害が多いと会社の中で話があり、クマの検知ができるカメラがあると助かる人もいるのではと」
開発期間は約3年。家庭用と業務用の2種類があり、家庭用は約10メートル、業務用は100メートル先のクマを検知でき、精度も9割を超えるということです。
(福田さん)
「学校に行くのが怖いといった声が、テレビを通じて聞こえてきた。少しでも安心して暮らせるようになれば」
「AI熊さんカメラ」はきょう発売され、価格は、家庭用が12万3000円、業務用が43万7000円ほど。クマ被害を防ぐ新たな一手になるか注目されます。












