各自課題に取り組む練習
きつい練習はバッティングだけではない。来季、野球人生を懸ける一年にすると意気込む福永裕基選手はサブグランドでノックを受け、右へ左へ足を動かしての守備練習に終始。ケガに泣かされなければ、今季チームのキーマンと期待された29歳はノックの後、井上監督にボールを転がしてもらい、さらなる追い込みに励んだ。井上監督は次なる標的をルーキー石伊雄太選手に変え、ノックバットを手にし、一時間を超える地獄ノックを繰り広げるハッスル振りも披露した。
時刻が夕方5時を過ぎてもメイングラウンドではバットの快音が響き続けた。鵜飼航丞選手、村松開人選手のふたりがロングティーの個別練習。バットを振って、振って、そしてまた振り込む。
最高気温22度。つめかけた観客数は約400人。キャンプ初日を終え、井上監督は感想を述べた。
井上監督「2026年シーズンの戦力として“その中にオレは絶対入ってやる”という気持ちを持ってもらいたい。“高知キャンプからアイツは伸びたね”と、“凛々しくなったね”“逞しくなったね”という形をそれぞれが作ってほしい」










