世界遺産、岐阜県白川村の合掌造り集落で、火事になった際に「かやぶき屋根」の延焼を防ぐための放水訓練が行われました。

合掌造りの建物が並ぶ白川村では、燃えやすい「かやぶき屋根」の延焼を防ぐため、およそ60基の消防用放水銃を設置しています。

寒くなり、火を使うことが増えるこの時期に、毎年、放水銃の点検と訓練を兼ねて放水が行われ、26日は小雨の中で水のアーチが描かれました。

(名古屋から来た観光客)
「よかったです。長年見たかったので」

(千葉から来た夫婦)
「迫力がすごかった。世界遺産なので昔から大切に守られているのはいいことだと思う」

白川村では10月5日、観光客がクマに襲われたことを受け、訓練中は役場の職員が展望台から周囲を監視していました。