JR東海は「自動搬送ロボット」を使って荷物などを運ぶ実証実験を行いました。
新幹線のデザインが特徴の自動搬送ロボットを使った今回の実証実験は、名古屋駅の構内で商品の弁当や飲み物など、重さ300キロを超える荷物を運ぶものです。

ロボットはJR東海などが開発したもので、時速約2キロの速さで運ぶことができ、中でも注目は「安全」への配慮です。
ロボットはあらかじめ設定されたルートを進みますが、目の前に人が現れるとセンサーで人や物を感知し、自動で止まる仕組みにより事故を防ぎます。

(ジェイアール東海物流・松川賢一駅物流部長)
「(運搬する)人集めが難しく高齢者の割合も高まっている。将来にわたる事業継続を大前提に(開発を)進めていきたい」
JR東海によりますと、名古屋駅では繁忙期で1日当たりトラック約40台分の商品を手押しの運搬車で運んでいるほか、作業員の高齢化も進んでいることから、人手不足の解消が期待されます。

(東海旅客鉄道 技術開発部・筑波聡さん)
「(実証実験で)意外と関心を持たれていて、声をかけたり写真を撮ったり、反応は良かったと考えている」
この実証実験は、2026年3月まで行われる予定です。











