本人に代わって勤め先に退職の意思を伝える退職代行サービス。ゴールデンウィークが開けると一番忙しくなるという、このサービスについて掘り下げます。

退職代行サービスを利用した20代男性。営業の会社で3年ほど働いてきましたが給料などの待遇面に納得できず、ことし2月に退職の意思を伝えました。しかし…。

(20代男性)
「話し合いになって、辞めさせてもらえるような雰囲気ではなく、引き止めがあった」

そこで退職代行を頼ってみると、昨年度の3月で退職することに。円満とは言えないまでも、退職金や有休消化も問題なく辞めることができました。

また、運輸関係で長年働いていた50代男性は…。

(50代男性)
「(1か月の残業は)実質100時間を超えていました。そのような状態が続いていて、心的にも窮屈な状態だった」

男性は「退職する」と自分で会社に伝えましたが…。

(50代男性)
「辞めると宣言した、その場で『お前の顔見たくないから明日から出てくるな』とか。正直『鬱(うつ)製造機みたいな上司で、何人も『鬱』になった。それなら退職代行に言ってもらった方が、引き止めにブレーキがかかる。とにかく心理的負担を改善したかった」

そこで頼ったのが名古屋市にある退職代行会社「やめるもん」。男性は無事に退職できました。