絶滅危惧種のラッコ…関心を持って見守って
(飼育係 南理沙さん)「キラにかまれて穴があいたというか、ギュってやられた。内出血で周りが青白くなる」

ラッコはかむ力が強く、南さんの腕には数年前の傷が今も残っています。
(飼育係 南理沙さん)「基本的にはかまれるときは、飼育員のアプローチの仕方が悪いので、加減が分かってきた。このライン越えたらかむんだろうなというのを見定めながら(接する)」

1日3回のお食事タイムを終え…勤務終了。国内の水族館で、唯一ラッコを飼育していることについて聞いてみると。
(飼育係 南理沙さん)「多少プレッシャーと責任も感じているけど、変わらず接していけたらいいな。トレーニングを通して体調管理も行いながら、一日でも長く元気に生きてもらえるように頑張っていきたい」

京都大学の三谷曜子教授によりますと野生のラッコは北海道でも見ることができますが、乱獲や環境汚染によって絶滅危惧種となっています。
「かわいい」だけで終わるのではなく、その背景まで関心を持って見守ってもらえれればと話していました。










