「きっと大丈夫」
(田口さん)
「改めてここに来て『え、本当に?』っていう信じられない気持ちが大きくて、でもなんかそれと同時に、オーナーさんが35年間ここで過ごしてきたっていうのは本当に間違いなくて、まるでここで生まれて、ここで最期天に旅立った」

当日の朝、店の中で倒れているのが見つかり亡くなったのです。71歳でした。最後まで、自分の店が田口さんのミートパイ屋さんに生まれ変わることを楽しみにしていたというマスター。
(田口さん)
「最期を送るように空が晴れた。お疲れ様でしたって言えないのは残念だけど、私は背中をすごく押されてるなと感じます。きっと大丈夫だと思います」
建物に刻まれた人の営みや思い。それも含めて引き継いでいくことは、空き家を活かす1つの答えなのかもしれません。
