女性たちが“おひな様”に扮して練り歩く、恒例の「生きびな祭り」が岐阜県高山市の飛騨一宮水無神社で行われました。

春の訪れが遅い飛騨地方では雪解けを待って、ひと月遅れで「ひな祭り」を行う風習があります。

「生きびな祭り」も、毎年この時期に開かれていて、きょうは公募で選ばれた18歳から25歳までの飛騨地方の女性9人が十二単などの衣装に身を包み、神社の周辺を練り歩きました。

神社近くの桜はまだつぼみの状態でしたが、きょうの高山市は晴れ間が広がる穏やかな天気になり、雪解けが進んだ山を背景に進む“おひな様”の行列が春の訪れを告げていました。