運行実績の改ざんが発覚した名古屋市営バスで、同様の不正が少なくとも2018年ごろから行われていた可能性があることがCBCの取材で分かりました。
この問題は名古屋市営バスが、運転手の休息時間を国の基準通り守っているように見せかけるため、残業を別の日に付け替えていたものです。



(名古屋市交通局 村上貴信 課長補佐)
「2人(2件)以外はやったことがないということで確認している」
交通局は、不正は去年の2件だけと説明していますが、2018年ごろ勤務管理を行う助役から同様の不正を行うと告げられた運転手がいることが分かりました。

(名古屋市営バスの運転手)
「7~8年前になりますけど、最終入庫が遅れた翌日に助役から『きのうの遅れをそのまま付けると渡り(休息時間)が取れなくなるから後日付けるから頼むね』と言われた」
この運転手は上司との関係悪化を恐れて、不正を指摘できない雰囲気があったと話しています。