角質をとり、顕微鏡で拡大すると…


まず、ガサガサのかかとの角質を採取し、水酸化カリウム溶液に溶かします。そして顕微鏡で確認。
そこに先述した「白癬菌」がいれば、水虫という診断になりますが…
幸い水虫ではなく、乾燥と荷重に伴い生じた「過角化」ではないかとの診断結果でした。

最後に、水虫の予防方法を加藤医師に聞きました。
まずは足が湿った状態を続けないこと。冬場はブーツを履いたり、厚手の靴下を履いたりして意外と蒸れていることが多いため、汗を多くかく人は、靴下を履き替えるのも1つの方法だといいます。
そして、同居する家族に水虫の人がいたら、お風呂場のマットやトイレのスリッパなどを共有しないこと。
なかなかガサガサかかとが治らない、かかと以外の場所に水虫があるという人は、他の部位に感染したり、人にうつす2次感染を防ぐという意味でも、自己判断ではなく一度皮膚科で診てもらうのが良さそうです。