こちらは岐阜市の三輪こどもクリニック。診療時間内にもかかわらず、待合室には誰もいません。しかし…



(電話対応する病院スタッフ)
「もしもし三輪こどもクリニックです。37度1分ですね」

院内は大忙し。電話が次々にかかってきます。

この病院では、発熱や体のだるさを訴えている子どもは、新型コロナへの感染を疑って、車で待機。他の診療とは患者の導線を分けていました。

「熱がお姉ちゃんも出てるんですか(母)はい。咳もあるんですか(母)あります」

13日は発熱の症状を訴えてやって来た子ども24人のうち、8人が新型コロナ陽性でした。ただ2学期が始まってからは、徐々にその割合が変わってきたといいます。





(三輪こどもクリニック 三輪由香院長)
「新学期が始まって、どちらかというとコロナの患者よりも、ほかの原因で発熱している患者の方が増えてきた」


新型コロナよりも、溶連菌感染症や手足口病など、発熱を伴う「感染症」の割合が増えているのです。

病院では、日常生活が徐々に戻る中で、子供たちがかかりやすい、コロナ以外の感染症も「戻ってきた」と考えています。

(三輪こどもクリニック 三輪由香院長)
「感染対策をしながらいかに楽しい生活を送るか、考えていただけるとありがたい」

子供たちにとって、感染症はコロナだけではありません。秋の学校生活を楽しむための感染対策が続きます。