22日、名古屋高速で2人が亡くなったバスの横転、事故の状況が徐々に明らかになってきました。
(記者 23日事故現場で)
「本線左側は壁が黒く焼け焦げています。出口と本線の間には、新しく黄色い緩衝材が置かれています。その奥の分離帯の先端は崩れたままになっています」

22日起きた名古屋高速でのバスの横転・炎上事故。2人死亡、7人けがと言う大事故を起こしたバス会社「あおい交通」の運行主任は事故後…
(あおい交通 松田吉彦運行主任)
「利用されていた皆さま、また巻き添えになった車の方、あと、名古屋高速をご利用の皆さまには多大なご迷惑をおかけしました。深くお詫び申し上げます」
事故は、名古屋市北区の名古屋高速・豊山南出口付近で、22日午前10時すぎ、栄発名古屋空港行きの高速バスが横転・炎上し、後続の乗用車1台も巻き込まれたものです。
(事故の目撃者)
「『どーん』という音がして、煙と火が上がった」
死亡したのはバスを運転していた大橋義彦さん(55)と、乗客の合わせて2人とみられ、さらに他の乗客と乗用車に乗っていた人など7人がケガをしました。
バスはフロント部分が大きくへこみ、高速出口の分離帯も激しく破損していることから、バスがここへ突っ込んでその後炎上したとみられています。
捜査関係者によりますと、事故の前「バスがふらふら走行していた」という目撃情報も入っています。
ドライバーの大橋さんは運転手歴およそ8年で、4年間この路線を担当していました。運転前の健康チェックでは異常は無かったということです。