名古屋の企業が、世界で初めての実験に成功です。

27日、報道陣に公開されたのは、名古屋市に本社を置くPDエアロスペースが世界で初めて実証に成功したロケットエンジンとジェットエンジンを燃焼中に切り替える「ジェット/ロケット コンバインドサイクルエンジン」の燃焼実験です。

従来は推力を得るのにロケットエンジンを使用していますが、宇宙には酸素がないため燃料点火のために酸化剤を搭載しています。

しかし、これでは酸素がある大気圏でも酸化剤が必要です。

27日に公開されたエンジンは、大気圏中では酸素で燃焼するジェットエンジンに切り替えることができ、燃料を含めた重量が軽くできます。

(PDエアロスペース 緒川修治 社長)
「宇宙に到達するという点では、これが2機あれば無人ならばできる」

PDエアロスペースは開発を進め、宇宙旅行などのプロジェクト実現に繋げたい考えです。