雨と暑さでブロッコリーに“ストレス”が…

(ブロッコリー生産者 長神寿敏さん)
「結構な量の雨が降り、気温が上がってブロッコリーにストレスがたまった。それで病気になるという話はよく聞く」

なんと出荷量が10分の1に。原因は、やはり天候。

ことし3月に雨が多く4月には暑い日が続いたため、病気でせっかく育ったブロッコリーが腐ってしまい、出荷量が激減したというのです。

(ブロッコリー生産者 長神寿敏さん)
「大事に育ててきた作物に病気が多発し、泣く泣く廃棄する生産者もたくさんいる」

ブロッコリーは再来年度から特に消費量が多い野菜、「指定野菜」に追加される見通しで、農家への補助金が増えることで、小売値の安定が期待されています。

注目が集まる中での記録的な不作ですが、生産者はしばらくすればこの騒動も収まると話します。

(ブロッコリー生産者 長神寿敏さん)
「少しずつ出荷量も増えてくると思うので、もう少しで値段も落ち着いてくる。そうなったときに買っていただければ」

露地物の野菜はどうしても天候に左右されますが、それはまさしく自然の恵みであることの証。価格高騰が落ち着くことを願うしかなさそうです。