トヨタ自動車が2023年度の決算を発表。日本企業で初めて営業利益が5兆円に達しました。

トヨタ自動車が発表した2023年度の連結決算は、売上高が前の年と比べて21.4%増えた約45兆1000億円、営業利益が96.4%増えた約5兆3500億円、純利益が101.7%増えた約4兆9500億円となりました。

いずれも過去最高を更新していて、営業利益が5兆円に達するのは日本企業で初めてです。ダイハツや豊田自動織機による不正の影響で国内の販売台数が落ち込みましたが、海外でハイブリッド車を中心に販売が好調だったことに加え、円安も追い風となりました。

(トヨタ自動車 佐藤恒治社長)
「今回の実績は長年のたゆまぬ商品を軸とした経営と積み上げてきた事業基盤が実を結んだ結果であると思っている」

今期については、従業員の環境改善や新たなクルマの開発などに約2兆円を投資する方針で、売上高が46兆円、営業利益が4兆3000億円、純利益は3兆5700億円を見込んでいます。