小学1年生の頃に通った将棋教室 「詰め将棋はプロレベルだった」

そして、名鉄瀬戸線の終着駅、名古屋・栄の栄町駅にも藤井八冠ゆかりの場所があります。

瀬戸線が乗り入れるようになって、去年45周年を迎えた栄町駅。

「せともの」を運ぶ路線として、かつて名古屋城の外堀を走っていた列車は、栄町への乗り入れで利用客が急増。かつての陶磁器から、通学・通勤の利用客を運ぶ路線に変わりました。

その栄には、藤井八冠が小学1年生の頃に通った場所が。

1階には飲食店が並ぶ、ちょっと大人な雰囲気のビル。このビルの3階にあるのが日本将棋連盟・東海支部の「栄将棋教室」。

中山則男六段は2008年から、この場所で将棋教室を開いています。

壁には藤井八冠のサインが、ずらり!

(中山則男 六段)
「なかなかないと思いますよ。これだけ(藤井八冠の)サインがそろっているのは」

中山六段は、藤井八冠が初めて訪れた日のことを「鳥肌が立った」と振り返ります。

(中山則男 六段)
「詰め将棋の大会で、びっくりした」

将棋教室で詰め将棋の大会を開いた際、答えに窮する大人がいる中、あっという間に解いたという藤井八冠。

(中山則男 六段)
「小学校1年の時点で、詰め将棋はプロレベルだった」

いまでも年に1度は藤井八冠と顔を合わせる間柄ですが、中山六段には唯一の心残りが…。

(中山則男 六段)
「一局も藤井さんと将棋を指したことがない。弱い時に、やっておけばよかった」