国宝松江城に150年ぶりの城主帰還です。
ふるさと納税で島根県松江市に100万円寄附すると、あの国宝松江城で1日城主体験が出来ることになって2か月。
ついに12日、初めての城主を迎えました。
城主となった男性、いったい、どんな人かと言いますと。


記者 入江直樹
「見えました!1日城主さんが来られたようです。」

ほら貝が鳴る中、時代装束姿の親子連れが居並ぶ松江武者に迎えられます。居合わせた観光客たちもびっくりです。

まつえ時代案内人・堀尾吉晴さん
「遠路はるばる、野を越え川を越え、果ては400年の時を超え、国宝松江城にようこそお越し下さいました。」

松江城主の国入りをイメージした1日城主体験。松江市がふるさと納税の返礼品として8月31日に募集を始めた国宝松江城での限定体験です。

寄附金額は何と100万円で、今回初めての参加者、城主を迎えました。

1日城主の男性
「この辺りの出身だったので、何か少しでも還元出来たらなと。妻も子もこういったものだったら楽しめるんじゃないかなって。人生の中でも本当に1、2を争う位、特別な体験をさせてもらってるかなと思います。」

ちなみに、最初の1日城主となった30代男性の親子は県外在住で、このあたり出身というほかは秘密とのこと。

松江市産業経済部・山﨑和子 主幹
「大変驚いておりまして、このような高額なご寄附を頂いたことに大変感謝しております。松江をPRするのに良い取り組みになっているかと。」

まつえ若武者隊・本間亀二郎 隊長
「戦国時代の(城の)造り方を見たい、もしくは中も味わいたい時は松江城だけでございます。」

1日城主は松江武者たち、さらには観光客たちからも大歓迎を受けながら城主となった我が城を見て回ります。

そして天守最上階の天狗の間から領内の平穏な様子を視察しました。

1日城主の男性
「すごく今、感動しています。」

1日城主体験はこの後、堀川遊覧船の貸切船で市内を巡ったり、松江城主が好んだというスズキの奉書焼などを盛り込んだこの体験限定「松江城主御膳」での昼食をとったりと
特別体験が目白押しの一日となりました。

松江市では特別な体験を通じて市の魅力発信につながればと期待しています。