鳥取県日野町役場は6日、議員などに報酬を支払う際、源泉徴収すべき所得税に、不足や不納付があったことが判明したと報告しました。
不納付源泉所得税は915万6984円にのぼります。
日野町役場によりますと、納付ミスがあったのは、日野町が報酬などを支払う際に源泉徴収すべき所得税で、
①日野町の議員報酬の源泉所得税の過少納付14人分:900万6856円
②個人に対する源泉所得税の過少納付3人分:1万7909円
③個人事業主に対する源泉徴収漏れ3人分:13万2219円の計915万6984円が不納付となっています。
今年10月に松江税務署による税務調査が日野町役場で実施され判明しました。
また議員報酬については、2019年5月の議員改選時から今年9月まで、誤った税額を徴収していたということです。
源泉徴収にかかる職員の認識誤りや、確認不足が原因としています。
日野町役場は今後速やかに不足している源泉所得税(915万6984円)・不納付加算税(88万4000円)・延滞税を納めるために、一般会計補正予算を11月10日の議会臨時会に提案し、議会で諮ることにしています。
提案が可決されれば、源泉所得税については一時的に町が立て替える形をとり、改めて個人から町へ、お詫びと説明をしたうえで、納付してもらうようにお願いをするとしています。
今回の不納付について町は「今回の事を厳粛に受け止め、法令を遵守し信頼回復と再発防止に向け、職員一丸となって取り組む所存であります」とコメントしています。