また、今回と同様のことが過去にも発生していることから、ロシア国民のなかにも、プリゴジン氏がまだ生きていると考えている人たちがいるそうです。
中村逸郎 筑波大学名誉教授
「2019年にも、ロシアの飛行機がコンゴ共和国で墜落し、搭乗者全員が死亡したと、そして搭乗者名簿にプリゴジン氏の名前が入っていたという発表がありました。しかし、実は乗っておらず生きていたと、そういうことがありました。
もしかすると今回も、同じようなことが起きるのではないかという疑いを持っているロシア人はいます」
では、仮に生きているとしたら、なぜ姿を現さないのか。
それは、プリゴジン氏が姿を見せるタイミングを見計らっているのではないかと中村教授は指摘します。
中村逸郎 筑波大学名誉教授
「来年3月の大統領選挙で、プリゴジン氏が出てくるんじゃないかと予想されるんです。
そうするとまさに、不屈の男、最強の男ですよね。そういった伝説をいま作っているのではないか。死ななかった、生き残った、だからこそ偉大なロシアが作れるんだというスローガンが出てくる」
独立系世論調査機関「レバダセンター」が9月1日に発表した調査(調査期間:8月24日~30日、調査対象:1600人)では、16%の人が「プリゴジン氏が事故を自作自演し、実際は生きている」と答えています。















