じわじわと山陰に近づきつつある台風7号。この台風の特徴を専門家は、こう分析します。

国土交通省 気象防災アドバイザー 近藤豊さん
「北西方向に進行しながら転回をして東へ移っていくちょっと珍しいタイプです。鳥取県からの距離が離れていてまだまだ安全かと思われるかもしれませんけど、離れてこの位置から雨が降るのがこの台風の特徴なんですよ」 

なぜ離れた場所にあっても雨が降り始めるのか。ポイントは北からの風。
「台風7号の反時計回りの風によって湿った北風が日本海で雨雲を作りながら、山陰地方に入ってきます。そうすると湿った雨雲が地形の影響もあって中国山地に乗り上げて発達した雨雲を作って雨を降らすんです。」

そして台風接近前の、早い時間から台風通過後しばらくまで、長時間の警戒が必要とのことです。

「まだまだ、最接近は明日の午後になるということになると、余裕があるなんて思っておられると、最接近の12時間以上前から大雨になるということが明日の午前3時から起こる。ここが一つのポイントです。」

そして2つ目のポイントが今後の進路。

「台風の位置が右ずれ左ずれするたびにこの雨雲の位置が動いてきますので、そうすると台風が紀伊半島の西を通るのか東を通るのかでこの強い雨雲が島根県にも広がってくるのか、それとも鳥取県の東部だけで済むのかというのが非常に今回の分かれ目の大きなポイントの2点なんです。」

また近藤さんは、今回の台風、東郷池の氾濫や土砂災害などをもたらした2011年の台風12号との類似点を指摘します。

「四国の室戸岬沖くらいからこういう北周りの風によって山陰地方に大きな雨を降らしていますので、このタイプと似てるんで土砂災害なども警戒必要だと思っています」