島根県松江市の中海で去年11月、体長1メートル超え、国内最大級サイズの巨大ウナギが捕らえられました。
捕まえたのは91歳のベテラン漁師。このウナギ、今は大学の研究室にいます。

三宅純人 記者
「見てくださいこのウナギ。僕の腕より長いんです。そしてここにいる一般的なウナギと比べてもはるかにデカいんです」

体長なんと1メートル以上。体重およそ2.7キロの巨大ウナギです。
通常サイズのニホンウナギは重さ400グラムから700グラムということで、4倍近くの重さがあります。

島根県立宍道湖自然館ゴビウスによると、ニホンウナギであれば国内最大級の大きさなのだとか。

「びっくり仰天でしたわ」。
こう話すのは、巨大ウナギを捕まえた中島栄さん91歳。
漁師歴なんと75年です。

巨大ウナギは2021年11月、中島さんが中海に仕掛けていた小型定置網に偶然かかっていたということです。 

中島栄さん
「2キロぐらいまでのウナギなら何本も捕っておりますけどね。それ以上のやつはいままでで初めてですね」

ベテラン漁師でも面食らうほどの巨大ウナギ。
その蒲焼は、さぞ美味しかったでしょう…と思いきや、調査研究のため巨大ウナギは今、島根大学(松江市)にいます。

島根大学 生物資源科学部 髙原輝彦 准教授
「他のウナギと比べると桁違いに大きくて学生たちとびっくりしていたところです」

巨大ウナギは、水中から生き物のDNAなどを取り出し、生き物を傷つけずに生態などを調べる「環境DNA」という研究に役立てているそうです。

島根大学 生物資源科学部 髙原輝彦 准教授
「生き物を傷つけたりすることなく生き物の状態だとか、生き物がどんなところに住んでいるのか明らかにできるようになってきました」

島根大学は、調査研究をしながら巨大ウナギを大事に育てていき、今後は博物館での展示も検討しているということです。