21日午後、鳥取県米子市沖の美保湾で、無人で漂流するゴムボートと漂流している男性がみつかりました。境海上保安部が救助しましたが、男性は意識不明の重体で病院に運ばれた後、死亡が確認されました。死亡原因は調査中です。

境海上保安部によりますと、男性は友人1人とともにゴムボートに乗り境港公共マリーナ東側の海岸より出航、釣りをした後、友人を出航した場所で船から降ろし、1人でゴムボートに乗ってボートを陸揚げするため、弓ヶ浜展望台へ移動を始めました。しかしゴムボートが展望台に到着しないことから、友人が118番通報したということです。

通報を受けた境海上保安部は巡視船や回転翼機などで捜索を行ったところ、午後1時半ごろ、無人で漂流するゴムボートを発見、その後、行方不明者と思われる漂流している男性を発見し、機動救難士が救助して病院へ搬送しました。
男性は意識不明の重体でしたが、病院で死亡が確認されました。

死亡した男性は、米子市在住、47歳だとわかりました。

境海上保安部は、男性がボートで展望台へ移動中、何らかの原因で海中に転落したものとみて調査をしています。男性は救命胴衣を着用していませんでした。また、ゴムボートは長さ3メートル、2馬力のミニボートでした。

現場付近は風はやや強いものの(西北西12メートル)、波は50センチ程度で、1メートルのうねりがあったということです。