12日から13日にかけて日本の広い範囲に黄砂が大量に飛来する可能性があると、気象台が注意を呼びかけています。今回は特に、濃度の高い黄砂が飛来するおそれがあり、健康被害にも警戒が必要です。

齊尾和之 記者
「強い日差しが降り注ぐ、きょうの鳥取砂丘。観光客の中には半袖姿の方も見られます」

昼前の鳥取砂丘(鳥取県鳥取市)では、手元の温度計が26度を超えるほどの暑さに。

訪れた人たちもシャツの袖をまくり上げたり、はだしになるなどして、砂丘観光を楽しんでいました。

大阪から
「汗かきました、めっちゃ。暑すぎる。全然半袖でも良かったかなっていう」

タイから一時帰国中
「楽しかった、少し暑かったです。少し暑かったです」

11日は島根県・松江など各地で今年最高を記録。鳥取県・米子は26度を超える暑さとなりました。

そして12日からは、中国大陸からの黄砂が大量に飛来する可能性があります。

予想によると12日昼ごろには九州北部・中国などを中心に黄砂が飛来し、夜になると近畿や関東にも流れ込む見込みです。

東京で黄砂が観測されれば2021年5月8日以来、およそ2年ぶりで、今回は特に濃度の高い黄砂が飛来するおそれがあります。

石川博康 気象予報士
「視程が5キロメートル未満になると見通しが悪くなるため、車の運転などは注意が必要です。また、洗濯物を外干しすると黄砂が付着する可能性があります」

また、健康面でも警戒が必要です。