4月から出生祝い金として、なんと最大50万円を贈呈します。

鳥取県江府町ではこれまで、出産をした町民に一律で3万円の祝い金を支給していましたが、4月からその額を大幅に引き上げました。

なぜこんな太っ腹な政策を始めたのでしょうか。町長に聞きました。

江府町 白石祐治 町長

「お1人目であれば5万円、お2人目であれば10万円、3人目で50万円ということで金額を増額したところです」

鳥取県江府町では出生祝い金を、これまで一律で3万円給付していましたが、4月から金額を増加。第1子は5万円、第2子は10万円、第3子以降には、なんと50万円が支給されるようになりました。

江府町 白石祐治 町長

「近隣の町村を調べてみたんですけど1番多いところで20万円というのが1番多かったんです。いっそのこと倍以上の金額にした方が、後からやるのであれば効果的なのかなと」

鳥取県の山あいにある江府町の人口はおよそ2600人。さらに年間100人ほど減少し続け、過疎化も急激に進んでいます。

保育料の無償化や通学費、奨学金の援助なども充実させ、子育てしやすい町をアピールしたい考えがあると言います。

江府町 白石祐治 町長

「子育て支援たくさんやっているんですけども、まず気付いていただくことが大事だと思っています。そういう意味でインパクトを持たせて多くの方に知っていただくと、そんな戦略でさせていただきました」

鳥取の山あいの町は、異次元の祝い金大幅増額で少子化に立ち向かいます。