去年、那須川天心選手と世紀の一戦を繰り広げた鳥取県米子市出身で格闘家の武尊選手。
29日、緊急記者会見を開き、6月に復帰戦をすると発表しました。

武尊選手
「やっと復帰戦が発表できることがすごく嬉しく思っている」

29日午後に行われた会見で武尊選手は、6月24日、フランス・パリで開催される大会「Impact in Paris」で復帰戦を行うと発表しました。

ISKAのタイトルマッチとなるこの試合、K1ルールで行われ、ISKA世界スーパー・ライト級王者のベイリー・サグデン選手(25・英国)と対戦します。

武尊選手は去年6月、「THE MATCH 2022」で那須川天心選手と世紀の一戦を繰り広げて以来1年ぶりの試合となります。

武尊選手は鳥取県米子市出身。
「THE MATCH 2022」以降は公式試合は行っていませんでしたが、去年11月、地元・米子市で行われたエキシビジョンマッチに出場。同じく米子市出身で米子ジムの後輩K-1ファイターの晃貴選手と対戦しました。激しいパンチの応酬をみせ、最後はノーガードでの殴り合いに。集まった観客を大いに沸かせました。

また、役者にも挑戦した武尊選手。去年、映画に初出演し主演を務めました。映画は鳥取県境港市などを舞台とした短編映画「星取物語」。武尊選手はボクシング選手を目指す主人公「正彦」を演じました。

撮影時の武尊選手
「ドキドキしましたけど、うまくいってよかったです。なるべく試合前のいつもの感じに入れるように意識した」

初の海外での試合となる今回の復帰戦。会見では武尊選手から力強い意気込みが聞かれました。

武尊選手
「世界に日本の格闘技界にはこんな面白い選手がいるんだよと、世界から注目される試合にしたい」

また会見では、ABEMAと「専属ペイ・パー・ビューファイター」として契約を結んだと発表。
1試合の最低報酬はなんと1億円で、さらにペイ・パー・ビューの売り上げからの配分金・報奨金も支払われるということです。

新たなステージに踏み出す武尊選手。
格闘技界をまた盛り上げくれること間違いなしです。