船舶事故などで油が流出した際、環境汚染の拡大を食い止めるための訓練が、このほど浜田市で行われました。

2月22日、中国電力三隅発電所の岸壁で行われた訓練には、浜田市消防本部や浜田海上保安部など、「石見地区排出油等防除協議会」に加わっている9つの機関の約50人が参加しました。

訓練は「タンカーが強風のために岸壁に衝突、船体が損傷し燃料の重油が海上に流出した」との想定で行われ、通報を受けた海上保安部などがタンカーの周りに長さ300メートルのオイルフェンスを設置。続いてフェンス外側の油を拡散させるための放水など、緊急措置を行いました。

この日の訓練では「初動もスムーズで的確にオイルフェンスが張れた」とのことで、協議会では今後も定期的に訓練を行い、万一の事故に備えていくことにしています。