JR伯備線の特急やくも号。
電車化以来、40年以上走り続けている、381系電車です。
2024年春に新型車両に替わることから、いま、ラストイヤーを記念した様々な動きが始まっています。


この日、鳥取県日野町の線路際にカメラが並んでいました。

大阪からの男性
「大阪です。大阪です。きょうはサンパーイチのスーパーやくもですね。せっかくなんでね、記録しておきたいっていうのがやっぱりありますね。」

撮り鉄たちが狙うのは、特急やくもの381系電車です。
最後に残った国鉄型特急電車と言われ、2022年から運転している国鉄色に、2月からは紫色系のスーパーやくも色を復刻した編成が新たに加わり、撮り鉄たちも注目しています。

大阪からの男性
「(塗装が)揃った時はまた揃ってね、撮りたいのはありますけどね、(色違いも)ちょっと結構珍しい編成っていうことでね。これはこれで良い記録だなと。」

山陰の人には、懐かしい思いも。

島根県益田市の男性
「島根県の益田市から来ました。国鉄色なんかは学生時代に乗って岡山経由で新幹線乗り継いだりしたこともありますんで。」

特急やくも号の50周年を記念したリバイバル塗装第2弾となった紫色のスーパーやくもは、全国統一の国鉄色からJR各社がオリジナルカラーに塗り替えて独自色を打ち出して来た一例でした。

入江直樹 記者
「一体何色使っているんだろうかと思うような凝った外観です。国鉄民営化から間もなく、当時のJR西日本の意気込みが感じられるような塗装です。」