将棋の王将戦七番勝負、藤井聡太王将と羽生善治九段との第5局が、25日から島根県大田市で始まります。将棋界の夢の対局を前に、地元では、これを機に特産品を全国にアピールしようと熱気が高まっています。
王将戦七番勝負第5局は、大田市の国民宿舎さんべ荘で25日から2日間開かれます。
そして、この世紀の対局を機に大田市の特産を全国へアピールしようと、地元飲食店も工夫をこらしています。
このうち、大田市が全国有数の水揚げを誇る大アナゴを使った特別メニューを期間限定で提供するのは、市内中心部にある平和亭です。
さばいたアナゴにパン粉をつけて油に投入。できたのは珍しいアナゴのカツです。
平和亭 田中伸哉社長
「(天ぷらより)冷めてもサクサクしておいしい。王将戦ということで、勝負に勝つとアナゴのカツでしてみました」
この大アナゴは、今回さんべ荘で出される「勝負めし」のお品書きの中にも取り上げられていて、数多い大田市の推し食材の一つです。
記者 入江直樹
「こちら王将戦の特別メニュー、アナゴのカツを巻き寿司にしてあります。いただいてみます。洋風の巻き寿司です。もうカツかサクサクです。おいしいです。これは元気が出そうですね」
「大あなごのカツ巻」などが入った特別定食は25日までの提供ですが、切らずに長いままの「大あなごのカツ巻」と「蒲焼棒ずし」はテイクアウト販売をしていて、これは今後も続けていくとのこと。前日までの予約が必要です。
平和亭 田中伸哉社長
「(アナゴのように)太く長くですね。つながりが出来ると良い。お互い頑張って頂きたい」
両者2勝2敗のタイで迎える第5局は、25日午前9時から。
大田市に全国の注目が集まります。