女子寮内での盗撮事件が発生した島根県江津市の石見智翠館高校で、過去にも女子生徒が「のぞかれた」などと訴える事案が発生していたことが分かりました。今回卒業生がBSSの取材に答え、「自分たちのときに、ちゃんと対処していたら、同じ事は起こらなかった」と後悔の念を明かしました。
卒業生
「自分たちの盗撮事件のときに、ちゃんと対処していたら、こんな風に同じ事は起こらなかったし、被害にあった生徒にも、悲しい思いをさせることなく終わったんじゃないかなって…」

こう話すのは、石見智翠館高校の卒業生の女性(20代)です。
石見智翠館高校では、女子寮の風呂場や脱衣所で盗撮事件が発生したとして、2月、学校が記者会見を開きました。
学校の説明によりますと、2022年末の終業式の際に盗撮画像とみられるもの6枚が、iPhoneの画像共有機能であるエアドロップで、偶然ある生徒のスマホに入りました。
気付いた生徒が友人に似ているとしてその友人本人に相談。その後、教員に連絡し発覚したということです。
しかし、今回問題となっている事件以前、数年前に自身が在学している間にも、盗撮の疑いがある事案があったと卒業生は訴えます。