今シーズンいっぱいで運行終了が決まっているJR木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」のラストイヤーを楽しんでもらおうと、島根県奥出雲町の道の駅では今、様々なグッズが開発されています。


JR木次線「奥出雲おろち号」。
4月の運行開始まで2か月となりましたが、県境付近の線路は、まだ厚い雪に覆われています。

1月31日、島根県奥出雲町の道の駅では、スタッフが集まって何かを話し合っていました。

道の駅奥出雲おろちループのスタッフ
「トロッコ列車のストライプみたいな感じで、下が(青い)ゼリーでソフトを入れてまたゼリー。もう一回上にゼリーをかける。だからカップがもうちょっと大きくなるんでしょ。インスタ映えしそうだね。」

道の駅の飲食コーナーで、奥出雲おろち号をイメージした「おろち号ソーダ(仮)」を発売しようというのです。

JR木次線ならではの見どころ、全国的にも珍しい3段スイッチバックを走る列車が一望できるスポットが、道の駅奥出雲おろちループ。春になれば、観光客らが奥出雲おろち号を写真に収めたり、手を振ったりしてにぎわいます。

道の駅奥出雲おろちループ 藤原紘子 駅長
「オリジナルグッズを何種類か考えてまして。おろち号が来た時に皆さんにお見送り活動っていうのをして頂いているんですけども、マフラータオルなんかはその時に掲げて頂いたりとか。木次線応援の気持ちも込めて使って頂けたらな。」

奥出雲おろち号関連のグッズは、すでにキーホルダーやミニカーなどが市販されています。
道の駅独自の新たなグッズは、ラストイヤーの1年間限定販売で、おろち号を楽しみに訪れる県内外の観光客に、道の駅に立ち寄ってもらうきっかけにしたい狙いです。

奥出雲おろち号の運転開始は4月1日の予定。
その日の発売に向けて、マフラータオル(1870円・税込)、アクリルスタンド(550円・税込)、ポストカード(150円・税込)、ボールペン(550円・税込)の4種類が準備中です。

道の駅奥出雲おろちループ 藤原紘子 駅長
「これは地元の幼稚園さんと小学生さんに描いて頂いた、こんな列車が走ってたら良いなっていう絵を描いて頂きました。店内に貼って、ちょっとおろち号のラストイヤーを盛り上げようかなと思ってます。」

道の駅には、地元の園児が描いた奥出雲おろち号の絵を展示。
また、おろち号の思い出などを寄せ書きするコーナーも作られ、ラストイヤーの道の駅は、おろち号一色となりそうです。

道の駅奥出雲おろちループ 藤原紘子 駅長
「おろち号が愛されてるっていうのは、すごくこの道の駅にいてもお客さんの数からすごく良く伝わって来るんですけども。この26年間おろち号が皆さんにそういう思い出というかを遺して来られたっていうことはすごいことだと思うので、本当に感謝の気持ちを込めて最後の年を迎えたいなと。」

地元の道の駅として、長年走り続けた列車のラストイヤーを共に盛り上げていく考えです。

道の駅奥出雲おろちループのスタッフ
「上にあった方が食べやすいのは食べやすい。ゼリーが。」「ちょっと不思議な食感。」
「女性がそれを一人で食べれる?」「うん。食べ切れる。」「食べ切れる量だったらこっちかな。」

そのほか、「おろち号ソーダ(仮)」は、青いゼリーが炭酸水に舞うサイダー版も検討中。これも、おろち号ラストイヤーの期間限定商品となります。

道の駅奥出雲おろちループのスタッフ
「うん、良いと思う。」「おいしいのはこっちがおいしい。」「ゼリーの食感は、でも面白い。炭酸とゼリー。」