島根県が飲食店支援のために販売している「しまねプレミアム飲食券」。
来年1月15日までの販売ですが、11月7日現在、70万組以上も売れ残っています。


今年4月に販売が始まった「しまねプレミアム飲食券」。
島根県が県内の飲食店支援のために発行し、6000円分を5000円で購入することができます。
しかし…。

島根県 しまねブランド推進課 那須弘基主任主事
「今120万組県は準備していて、11月7日時点でおよそ50万組ほど販売している」

発売から7か月ほど経ちましたが、まだ70万組以上が売れ残っているというのです。

島根県民
「先月使いました。今月はまだ使ってないです」
「使える店でしたら使うようにしています」

街では「使ったことがある」という声が多く聞かれました。

しかし、飲食店で話を聞くと…。

根っこや 古安良平社長
「最初始まったころは多かったですけど、最近はしまねっこクーポンの方が利用状況が多い感じで。(プレミアム飲食券は)そこまでといった印象です」

飲食店では最近、全国旅行支援でもらえる「しまねっこクーポン」を県外客が使うケースが多く、プレミアム飲食券の利用はほとんどないと言います。

なぜ利用が伸び悩んでいるのか?
県は、夏以降の第7波の拡大などを理由に挙げています。

しかし10月、丸山知事が11月中の忘年会実施を呼びかけたこともあり、購入の動きが出始めていると言います。

島根県 しまねブランド推進課 那須弘基主任主事
「これから徐々に忘年会とか、飛ばされた懇親会とかのシーズンになってくるかと思うので、一層、券の販促につなげられたらと思う」

「しまねプレミアム飲食券」の発売は来年1月15日まで。
県は今後、広報に力を入れたいとしています。