よりによってなぜこの場所で?島根県内最大規模の古墳でたき火の跡が見つかりました。関係者も頭を悩ませています。

「びっくりした。非常に残念な気持ちでいっぱい」
こう話すのは、松江市郊外にある史跡群を包括した「八雲立つ風土記の丘」の高屋所長。

10月15日、県内最大規模の古墳、山代二子塚古墳の休憩スペースでたき火の跡が見つかったというのです。実際にその場所に行ってみると…

八雲立つ風土記の丘 高屋 茂男 所長
「ちょうど(休憩スペースの)中央近くのところに今も少し焦げ跡が残っている。こういったところでたき火が行われたということになる」

こちらの古墳は、住宅街の中に位置するため普段から市民の「憩いの場」としても親しまれていますが、もちろん火気厳禁。休憩スペースと言えど、焚火などは論外です。

高屋 茂男 所長
「重要な史跡、国の指定の史跡ということもあるので、まずはその価値を知っていただきたい。それと同時に公園としての役割もあるので、そういったところもマナーを守って利用していただきたい」

風土記の丘では、このようなことが起こらないよう、休憩スペースにポスターを貼ったり、警察などと連携しながら、夜間の巡回などを行っていくとしています。